立冬を過ぎて日に日に秋の深まりを感じる11月10日、ドングリ拾いと花探しをテーマに森歩きをしました。
まずはドングリ探し。シラカシとアラカシのドングリを拾い、それぞれの特徴を比べました。
「先端に毛みたいなのがあるね」「よく見ると違いがわかるね~」など、ルーペで見るとドングリの大きさや殻斗、先端の模様の特徴が良くわかります。
野池周辺では、センブリやアキノキリンソウが出迎えてくれました。
湿生園では、サワヒヨドリやキセルアザミの花や種を間近で観察できました。
キク科の種の特徴などを話しながら、ふわふわとした綿毛の触り心地を楽しみました。
ひときわ目立つ紫色の花はリンドウです。ちょうど見ごろを迎えていました。
湿生園の周辺では、コナラとアベマキのドングリを見つけました。
ドングリの背比べといいますが、拾ったコナラのドングリを並べてみると意外にも同じ形が一つとしてありません。なんだか不思議ですね。
森歩きを続けると、写真のような真っ黒で丸いドングリが沢山落ちているところへ出ました。
このドングリはツブラジイで、そのまま食べることもできます。
森の生きものの気持ちになってドングリを食べてみると「ちょっと苦いかも…」というコメントも。近くにムササビやリスの食べた痕も見つかり、みんなで観察しました。
参加された方からは、「ドングリはこんなに種類があるのを初めて知りました」、「センブリの名前は知っていたけど、花を見たのは初めてでした」といった感想が挙がりました。
みなさんの身近にも秋の花やドングリなどの木の実はありますか?
ぜひ足元の小さな秋探しを楽しんでみてくださいね。
(文・写真 ちる)
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