「ホッとな森づくり隊 ~薪出し・薪割り・薪ごはん~」を3月6日に開催しました。
「ホッとな森づくり隊」は、森についてあたまと体をつかって学びながら、自分と森とのちょうど良い関係を考えてもらうためのイベントです。
昨年の同イベントでは、森あそびや池掘り、間伐、柴刈りなどを行いましたが、今回はその流れを引き継いで「切った木を森から運び出そう!」という内容です。
まずは、森づくりで薪出しをする理由をお話ししたあと、しっかり準備体操をして森づくり隊出動~!
薪出しでは、事前に伐採したアベマキやアラカシなどの木を参加者の皆さんと運びました。
1人で運べるものから、ロープをつかって数人で協力しながら運ぶものまで、いろいろなサイズの丸太を運んでいきます。
でも、太くて重たい丸太は、人の力で運ぶのは大変。
そんなときは、斧を使って小さなサイズにしてから運びます。
太い丸太がパカーンと割れるととても気持ちがよく、周りで見ている人も「おぉ~」と盛り上がります!
薪出しと薪割りの仕事をたっぷりしたあとは、薪ごはんで休憩~。
サクラの薪で香りづけしたローストチキンと、かまどで炊いたごはん、野菜たっぷりのお味噌汁を堪能しました。
午後は、ゆったりと森あるき。
整備をするときの生き物への気づかいを知って頂いたり、手入れをしているエリアとそうでないエリアを見比べて、里山の移り変わりを体感して頂いたりしました。
最後のふりかえりでは、
「いろいろな木の見方を知って、一日で人生が豊かになった気がする」
「今と70年前のトヨタの森周辺の航空写真を見て、今の方が、伐採が進んでいるようなイメージがあったが、はるかに茂っていることに驚いた」
「子供のころ以来、久しぶりに薪割りをやって、昔のことがいろいろ懐かしくなった。思い出せてよかった」
「里山の木の見方が変わりました」
といった感想を頂きました。
また、
「今度は薪で料理がしてみたい」
「薪ストーブのことが知りたい」
など、薪を使った楽しみ方に想像を膨らませる参加者さんもいらっしゃいました。
里山に住んでいる様々な生き物や植物を守るためには、木を切るだけではなく木を森から持ち出して使うことも大切。
いろんな方々と楽しみながら、人にも生き物にも優しい森づくりができるといいな~と思います。
(文:ざっきー 写真:さおりん、ちる)
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