夏真っ盛りのトヨタの森では、様々な色や模様のトンボたちと出会うことができます。
今回の動画では、この時期にトヨタの森で出会えるトンボを中心に紹介しています。
燃えるような真っ赤な色が印象的なトンボで、とてもすばやく飛び回ります。
オオシオカラトンボ
シオカラトンボ
オオシオカラトンボとシオカラトンボ、どちらも同じような水色ですが、眼の色の違いで見分けることができます。
オオシオカラトンボ は黒色(写真左)、シオカラトンボ は水色(写真右)の眼をしています。
キイトトンボ
鮮やかな黄色をしていて、フワフワと飛ぶ姿がとってもかわいらしいイトトンボの仲間です。
モノサシトンボ
等間隔に並んだ点々の模様が、まるでモノサシのようです。
春のトンボ
ホソミオツネントンボ
名前に「オツネン(越年)」と入っている通り越冬するトンボで、春になると、木の枝そっくりの色から、春になり暖かくなると、写真のような青色に変化します。
クロスジギンヤンマ
ギンヤンマとよく似ていますが、胸に入っている黒い筋で見分けることができます。
とてもきれいな青色の眼をしています。
秋のトンボ
ヒメアカネ
秋といえば赤とんぼをイメージする方も多いのではないでしょうか?
ただ、赤とんぼといっても、いろんな種類がいます。
翅(はね)の色や模様、体の色や模様、体の大きさなどから見分けることができます。
オオアオイトトンボ
メタリックな緑色が特徴のイトトンボの仲間。キラキラしていて素敵です。
大きなトンボ、小さなトンボ
オニヤンマ
ハッチョウトンボ
日本でいちばん大きなトンボは オニヤンマ(写真上)で 、10cmほどの大きさです。
反対に、日本でいちばん1番小さいのは ハッチョウトンボ(写真下) 。
大きさはなんと約2cmで、オニヤンマの1/5ほどの大きさです。
トンボからわかる環境のこと
繁殖期のトンボは、交尾や産卵をするために水辺に集まってきます。
それ以外のときはどんな場所にいるかというと、近くの草むらや木の上、遠くの山で過ごしていることが多いです。
そのため、トンボが暮らしていくためには、水辺の存在はもちろん、その周りにある草原や林、山などの環境も重要といえます。
また、トンボは種類によって生活する環境がある程度決まっているため、トンボを観察することで、その近くにどのような水辺があるのかを予測することもできます。
例えば、もしオニヤンマを見かけたら、オニヤンマが産卵するための小川が近くあり、ハッチョウトンボを見かけたら、ハッチョウトンボが産卵するための浅い湿地が近くにあると考えることができます。
「水が流れているか止まっているか」「水辺は明るいか暗いか」「深さはどうか」「水草が生えているか」など、トンボは種類によって好みの環境が違うので、出会ったトンボがどんな水辺が好きなのか調べてみるのも面白いと思います。
さて、次回の動画は「トンボの体のすごいところ」についてです。 お楽しみにー!
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