二十四節気の一つ、「穀雨」は、雨が多くなり穀物を育てるには絶好の季節で、
昔はこの暦を農作業の準備の目安にしていたそうです。
森では草木の芽吹きが一気に進み、いろんな花も咲いてさわやかな時期。
そしてチゴユリが見ごろを迎えるのもこの頃・・・。
そんなチゴユリを見ていただこうと4月23日に森歩きを実施しました。
さて、今回はどんな出会いがあるかな?
植物の主役がチゴユリなら、虫の主役はこちら。
サワフタギという木にいたのは、とってもオシャレな幼虫。
シロシタホタルガというガの幼虫ですが、
あまりのきれいさに(!?)虫が苦手という方もグイグイ寄って観察されていました。
水辺には春のトンボの一つ、シオヤトンボがいっぱい。
「もうトンボが?」「シオカラトンボに似ているけど体形がちょっと違うんだね」
と、トンボだけでもたくさんの発見が。
新緑でリフレッシュしたところで、みんなで声をそろえてヤッホ!
一つになった心が見事に森に響き渡りました。
たくさんのアブラムシの周りにアリがやって来ていました。
アブラムシはアリに甘い蜜を出してあげることで、アリに守ってもらっているそうです。
持ちつ持たれつの関係、素敵ですね。
最後に、一面に咲くチゴユリとご対面。
「こんなにチゴユリが群生しているとは夢にも思わなかった。」
と喜んでいただけてうれしいです。
「みんなで歩いてじっと見て、すごいね、きれいだね、かわいいねと言うのが楽しい。」
と、二十四節気シリーズを楽しみにしてくださっていて、私たちもとってもうれしいです。
緑がきれいで、季節ごとの生き物がいて・・・全体が癒し空間の森は、
いつでも皆さんのお越しをお待ちしております!
(文 がっちゃん、写真 こいさん)
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