イベント報告:カエルと育む生きる力  ​Part3

5月12日
事例発表
①「意外に大変?!地元のカエルの飼育と展示」
田上正隆様(世界淡水魚園水族館 アクア・トトぎふ)

カエルの展示飼育をどのように行っているのかお話しいただきました。
飼育ケースは、「見た目がきれい=カエルにとって快適」 ではない そうです。
きれいで見やすい展示は、カエルにとってはストレス
でも、いつでも生きた本物のカエルを見られることは、気軽にカエルを知れるメリット。
カエルや身近な自然に愛着をもち、守っていく気持ちを育むことにつながればと
日々奮闘されている飼育員の方の大変さとすごさを垣間見ることができました。


②「田んぼはカエルに必要!?水田耕作とトウキョウダルマガエルの関係」
戸金大様(慶應義塾大学 自然科学研究教育センター)

トウキョウダルマガエルは冬眠から覚めたらずっと水のある場所にいるそうです。
全国的にも絶滅危惧種に指定されているカエルで、
本州の関東から仙台にかけての地域と信濃川流域 に棲んでいますが
現在の田んぼは次々に耕作放棄され、水のある田んぼがどんどん減っています。
人の暮らしが変わったことで、辛い思いをしているカエルがいるんですね。
一年中水のある田んぼを増やすことがトウキョウダルマガエルの暮らす場所を守ることにもなるそうです
みんなでかんガエル!カエル好きを増やすには??
カエルが好きな人は、自然と「カエルが暮らす環境を残したい」と思うのではないかと思います。
「好き」という感情は人を強く動かします

では、どうしたらカエルが好きになるのか?
それをカエル大好きな会場のみなさんに考えてもらいました。
出てきたアイデアの多いこと、おもしろいこと!
その、ほんの一部をご紹介します
・ 小 学校で全員が「アサガオの飼育」ではなく「カエルの飼育」をすれば良いと思う
・田んぼの生き物調査を広めたいです。
 若い人たちが田んぼに興味を持ってくださる機会をつくりたいと思います。
・リアルなカエルロボットをつくって、カエルを触れない人も触れるようにする。
・カエルのコスプレをして11月の「とよたマラソン」にみんなで出場する!
・一緒にカエル雑貨専門店に行き、かわいいカエルグッズを知ってもらう。

なんといっても本物のカエルと触れ合える機会をつくるのが一番だと思っていましたが、
苦手な人には、ロボット、グッズ、コスプレなど、本物のカエルを見せずに伝えるのも
1つの方法なんだなと感じました

カエルが暮らせる場を残し、カエルと身近に触れ合える場をつくることで
カエルとつながる生き物、そして人の「生きる力」を、これからも育んでいきたいと思います
参加されたみなさま、イベントにご協力いただいたみなさま
本当にありがとうございました

(文・いぶ、写真・スタッフ)

0コメント

  • 1000 / 1000