イベントを実施した10月29日はさわやかな秋晴れ!に挟まれた雨天に・・・
それでもたくさんの方と一緒に秋の森を楽しみました。
霜降の時期になると生き物の賑わいは減り始めますが、
彩りは豊かになってきます。
今回の主役であるオオアオイトトンボはキラキラと輝くきれいなトンボですが、
雨だと見られないので前日に捕まえたトンボを見ていただきました。
「うわぁ生きてる!」と、びっくりしながらもその色や動きに見入っておられました。
オオアオイトトンボは池に張り出した木の枝に産卵します。
枝にずらっと並んだブツブツは、過去に産卵した痕跡です。
秋に枝の中に産み付けられ、春先に卵から出てきた幼虫は、
そのまま池にポトンと落ちる仕組みに・・・
「生き物の工夫ってすごいなぁ」と関心しながら枝を観察されていました。
今回は豊かになってきた色に親しんでいただこうと、
自分が身につけている物と同じ色を森の中で探していただきました。
長靴、ズボン、服、かばん・・・いろんな「そっくりカラー」発見!
袖の上に葉っぱが乗っています(円内)が、わお!そっくり!!
見つけた色の名前を調べてみると、
「牡丹色(ぼたんいろ)」「鳥の子色」「鶸色(ひわいろ):ヒワという鳥の羽の色」など生き物の名前が付いた色がいっぱい。
「日本人が色を細かく見分けてきた感覚が素敵だと思った」
「帰ったら色の本と照らし合わせて見てみたい」
というように、色のおもしろさにも気付いていただけました。
葉っぱじゃんけん大会で盛り上がったり、
クモの巣についた雨の雫を鑑賞したりして
みんなで雨の森歩きを楽しみました。
来月は黄葉真っ盛りの森あるき。どんな出会いがあるかお楽しみに~。
(文 がっちゃん、写真 ザッキー)
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