6月9日、トヨタの森の初夏を彩るササユリとハッチョウトンボを見に行きました。
新型コロナウイルスの予防のためにイベント開催を自粛していたため、3か月ぶりのイベントとなりました。
湿生生物観察園では、真っ赤に色づいたオスのハッチョウトンボが出迎えてくれました。
たくさんのカメラやスマートフォンを向けられる人気者です。
湿地の脇では、柿色のカキランもちょうど見ごろを迎えていました。
一方、お目当てのササユリは、見ごろを少し逃してしまっていました。
ササユリは花の時期が短いうえに、年によって開花する時期が早かったり遅かったりするため、イベントを最盛期に合わせるのが難しいです・・・。
ササユリは葉の形がササにそっくり。
まだ花の付かないササユリとササが混ざって生えていると、パッと見ただけでは見分けがつきません。
よく見ると違いがわかりますが、葉を触ってみると手触りが全然違います。ササユリの葉の方が厚くてすべすべ、ひんやりした感触です。
参加された方からは、
「今年もササユリ、ハッチョウトンボに出会えてよかった。今年はササユリの葉っぱの手触りを知ることができた。」
「人間が閉じこもっている間も、自然はちゃんと春になり夏になっている。」
といった感想が聞かれました。
感染症対策の自粛や制限が段々と解除されつつある昨今、気軽に自然に親しめる日々が続くことを願います。
(文 コイさん、写真 ざっきー)
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