9月28日(火)に「森あるきで二十四節気を楽しもう」を開催しました。
今回のテーマは「秋分」。お彼岸も過ぎ、色付き始めた木々の葉や雲の様子から秋の訪れを感じるようになってきました。
さて、秋といえばキノコ狩りをイメージされる方も多いかもしれませんが、キノコの楽しみ方は食べるだけではありませんよ!
さらなるキノコの魅力を知っていただくため、今回の森あるきでは、前回に引き続き、豊田のキノコ博士、木村修司先生をお招きしてのキノコ観察会でした。
見つけたキノコは、見た目だけでなく、断面を観察したり、匂いを嗅いだり、生えている環境をヒントにしたりしながら見分けていきます。
こちらはアンモニアのある場所が好きなキツネタケ。
イノシシの掘り返しのある付近に沢山生えていました。
ニオイドクツルタケの匂いにビックリ!
塩素に似た強い薬品臭がありました。
赤いワンポイントが可愛らしいクチベニタケ。
刺激を受けると赤い部分からフワッと胞子が飛び出てきます。
ほかにもヒメツチガキやシロキクラゲ、ベニセンコウタケといった面白い形のキノコや・・・、
黄色や赤色、オレンジ色などカラフルなキノコも見つかり、この日だけでも50種類以上のキノコを観察することができました。
参加された方からは、
- 秋は見上げて紅葉を楽しんでいたが、足もとにもたくさん楽しみがあることがわかってよかった。
- これだけ種類が沢山あることにびっくりした。それぞれの形の美しさに感動した。
といった感想を頂きました。
歩くスピードを緩めて足もとに気を配ってみると、そこには不思議で魅力的なキノコの世界が広がっているんですね。
何千種類もあるキノコを見分けるのは簡単ではありませんが、先生いわく、何度も観察すること、そして、同じキノコでも図鑑に載るような見栄えの良い時期だけでなく、出てきたときの様子や朽ちていく様子も観察することで、だんだんと見分けられるようになってくるそうです。
外で過ごしやすい季節ですので、ぜひキノコを探しに森に遊びにきてくださいね。
(文・写真 ザッキー)
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