小雨がぱらつく3月22日に「森歩きで二十四節気を楽しもう 春分~シデコブシの群落を訪れる~」を昨年に引き続き開催しました。年によって花の開花の時期が少しずれるので、満開の時期の予測は大変難しく、昨年は早かったが今年は遅かったようです。
湿生園のシデコブシは蕾が多く1~2輪が細長い花びらを広げ、
池の中には小さいオタマジャクシの姿を多数見ることができました。
シデコブシは絶滅危惧種に指定されていて、トヨタの森でも自生していますが、
今回の森歩きは県の天然記念物に指定されている
豊玄池(ほうげんいけ)のシデコブシの群生地まで足を延ばしました。
歩道から山道に入るとヒサカキの花の独特な匂いが漂ってきます。
池の上の湿地の池では、年々少なくなってきているヒキガエルの卵を見ることができました。
満開には少し早かったですが、シデコブシのピンク色に染まる花びらを愛でることができました。
生憎の天気だったのでハルリンドウの花は閉じていましたが、
ショウジョウバカマの花はいたるところで見ることができました。
ふりかえりでは、
・植物の名前はよくカタカナで書かれるけど、今日は「シデ(四手)」と「コブシ」とよくわかった。
・トヨタの森から近いところに住んでいるけど、初めて来ました。故郷の魅力再発見という感じで、とても
充実していてよかった。
・ショウジョウバカマは猿投山の雲興寺の方はもっと背が高い。シデコブシも倒れてもそこからまた出てく
る、人間より順応性が高くて尊敬。
・毎年参加しているけど、その年によって早い、遅いがあって自然の違いある。また違うところにも見に行こうと思う。
などの感想がありました。
トヨタの森だけでなく、あまり知られていない豊玄池を案内することで、故郷の魅力を再発見された方がいて嬉しく思います。シデコブシだけではなく、自然環境の大切さをスタッフも再認識した次第です。
(文ひげ3・写真 こっしー)
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