秋晴れの心地よい天気となった10月11日に「森あるきで二十四節気を楽しもう」を開催しました。
今回のテーマは『バッタとカマキリ』
まずは「カマキリ」に注目。
3種類のカマキリを見比べてみたり、実際に手に乗せてみんなでカマキリリレーをしてみたり。
「初めてカマキリを触ったけど、かわいいものだな」と虫眼鏡で顔を細かく観察している方もいました。
カマキリのお尻を水につけると、するっと何か出てきました。
ハリガネムシです。
カマキリに寄生している生き物で、卵を産むためにカマキリを操って水辺まで移動させるそうです。
これには参加者の皆さんも驚きの表情。恐る恐る、ハリガネムシを触りながらも「どっちが顔なのかな」と興味津々です。
カマキリの中には小さい種類のヒメカマキリというものもいます。
こんなに小さくても大人です!手に乗せようと思っても、ちょろちょろと動いてすばしっこい。
お次は「バッタ」です。
今回は観察だけでなく、大人の「バッタリンピック」も開催しました。
皆さんそれぞれ選手とするバッタを捕まえ、手の上から跳んだ距離を競い合います。
虫を触るのが苦手な方もいましたが、何とかそれぞれ選手となるバッタを捕まえることができました。しかし、選手となったバッタは全員同じ種類のコバネイナゴでした。
さあ飛んでくれるか?!
と思ったらなかなか飛んでくれませんでした。1位の記録は1m40㎝。
今回はあまり距離が伸びませんでしたが、バッタの中には羽をはばたかせて何mも飛ぶものもいるのです。
その後は森の中へと進み、小さいコオロギやきれいなイトトンボを捕まえてみたり、虫の声に耳を傾けてみたりと秋の森を満喫しました。
参加者の方からは、
「たまに家でもカマキリが出ると怖いと思っていたけど、生まれて初めて持つことができて、かわいいものだなと思った。」
「カマキリの目がどこから見ても目が合ってそれがすごくてびっくりした。」
との声をいただきました。
ちょっと近くの公園に行けば出会えるバッタやカマキリ。
小さいころから知っているつもりのものでも、改めてよく見てみると新しい発見がいっぱいあります。皆さんの周りの普段は見過ごしている生き物たち、今度見つけたときはふと立ち止まって少し観察してみてください。面白い発見があるかもしれません。
(文・写真 こっしー)
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