春を思わせる陽気の2月7日に「ドングリの木でシイタケづくり」を開催しました。
毎年恒例となっているこのイベント、今年も森でとれたドングリの木で、シイタケの原木を作ります。
今回はシイタケ菌と相性の良いコナラが多め、アベマキとアラカシも少しずつ用意できました。参加者の皆さん自身で、どの木が良いか選んでいただきます。「長いのを半分に切ればちょうど良さそう」「2本に分けて、軽くした方が楽かも」自宅に持ち帰ってお世話することも考えて、真剣です。
穴をあける位置にチョークで印をつけたら、ドリルで穴をあけて、シイタケの種コマを打ち込んで完成です。「ドリルは初めて使ったけど面白かった」「穴をあけ忘れて種コマが余っちゃった」
原木ができたら、トヨタの森でホダ木を置いている場所を見に行きました。もともと棚田だったところで、山から水が浸み出してくるほど湿り気のあるところです。住宅地などは森とは全く違う環境なので、シイタケのお世話をするのは大変です。「なんとか家の中に置けないだろうか」「バケツに立てて、ビニールで覆ったりすればいいかも」「家の中がカビそう……」
参加者の方からは
「家に置いている原木はだんだん出来が悪くなっていて、森の環境と比べると、やっぱり自然が一番と感じた」
「知識としてはあったものの、体験する機会がなかった。木を伐り出すのが大変そう」
「子どもと一緒にできたことが良かった。これを機にシイタケを好きになってもらいたい」
といった感想をいただきました。
皆さんのご自宅でも美味しい原木シイタケが生えるでしょうか。1年半後が楽しみです。
(文・コイさん 写真・がっちゃん)
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