一年で一番暑い日が続く、大暑の7月25日に
足水体験「本当に足水だけで涼しくなるの?」を実施しました。
駐車場脇にある日陰で、暑い夏を生きものたちはどうやって過ごしているか、
の話をしてから森に入って行きました。
先ずは、日陰の土の中で観音開きの扉を作って暮らす「カネコトタテグモ」の住居を紹介しました。
穴の中は一年中温度が一定なので、暑い夏も快適に過ごせるのです。
巧妙なカモフラージュを見て、参加者の方たちは驚いていました。
次は、お馴染みのハッチョウトンボの熱中症対策の姿勢を紹介しました。
気温が高くなるとハッチョウトンボはお腹の先を太陽に向けることによって、
体に受ける日光の量を最小限にしているのです。
この逆立ちをしているハッチョウトンボを見たら、
熱中症警戒アラート発令のお知らせと分かるのです。
他にも色とりどりのトンボを観察した後は、早々に足水体験です。
谷から流れ出る小さな沢に、
裸足になって浸ると「わ~冷た~い」との声が上がります。
足を浸しながら世間話に花を咲かせて、ゆっくりした時間を過ごしました。
「いつもの森歩きよりは歩かなかったけど、いつもと同じくらいたくさんの種類のトンボが見られてよかった。」
「足水体験がどんな感じか最初は分からなかったけど、思いのほか楽しくてよかった。」
「夏は水!最高。」
という声をいただきました。
帰りも同じ道を通って、駐車場まで戻りましたが、そんなに暑さは感じず、汗も出ることもなく、足水の効果を感じられたことでしょう。
クーラーもなく、自然の中でこれだけ涼しくなるのですから、足水を体験しにまたいらしてくださいね。
(文 ひげ3、写真 がた)
0コメント