4月16日(火)に「薪割りと石窯パン作り」を開催しました。
新緑が美しく、暑くもなく、寒くもなく、森で作業するのにとても気持ちがよい季節です。
今回は、石窯でおいしいパンを焼くために必要な薪作りも皆さんにやってもらいました。
まずはパン生地作りから。 手分けして計量して、こねてもらいます。
パン生地がまとまるまで皆さんで順番にこねていると、「弾力が出てきた」「生地が温かくて気持ちいいね」などの声が聞こえてきました。
次は、パン生地を発酵している待ち時間を利用して、薪割りタイムです。
最初は慣れないながらも、だんだんとコツをつかみ、皆さん薪を割れるようになってきました。
実は今回、薪割りをプログラムに加えたのには訳があります。
昔は木を切って薪を作らないと、調理したり、暖を取ったりできませんでしたが、現在は暮らしが便利になって、ボタンひとつでガスコンロの火をつけたり、エアコンがつけられるようになりました。
木を切る必要がなくなり、手入れがされなくなった里山は、木が大きくなりすぎて暗い森になってしまいました。そうすると里山で暮らしていた生き物達がどんどん減ってしまうという、困った状態がおきているのです。
今回のイベントでは、トヨタの森を明るくする為に切った木を有効活用する目的で薪を割ってもらい、参加者の皆さんにも里山整備の一端を担って頂きました。
薪割りは思いのほか好評で沢山割れました!
パンの発酵は無事に終わり、いよいよパン生地を石窯へ投入です。
こんがり焼きあがりました!
新緑の中で、パンとスープをいただきました!
外で食べると、とても気持ちがよくて会話も弾みました。
参加者の皆さんからは、
「薪割りもパン作りもはじめてだったけど、自然の中で皆さんと話せて心穏やかな1日だった。」 「斧で薪割りをやってみたかったので、体験できてよかった。」
「石窯を自宅に作りたくて参加した。火の回り方や薪の種類などがわかってよかった。」 などのご感想を頂きました。
お待たせしてしまう場面もありましたが、参加者の皆さんのご協力のおかけでとてもスムーズにイベントを進めることができました。この場を借りてお礼申し上げます。ありがとうございました。
(文 ガタ 写真 まっつん)
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