トヨタの森を代表する植物の一つ、シデコブシが咲き出しました。
シデコブシはコブシの仲間で、花びらが20枚前後と多く、
神主が振るう玉ぐしの先についた“しで”に似ていることから
この名前が付いたそうです。
世界でも愛知・岐阜・三重の湿地にしか分布していない貴重な植物。
トヨタの森のシデコブシは全て遺伝子解析が行われていて、
その結果、トヨタの森は
シデコブシに遺伝的多様性がある重要な場所
ということがわかっています。
シデコブシは明るい環境を好むので
周囲の木を切って光が入るようにしたりと、
私たちはその保全に力を入れています
シデコブシは3月中旬から4月上旬にかけて花を咲かせるため、
春を運んできてくれる、そんな女神さまのような花なんですよ。
また、愛知県の木に指定されている
ハナノキの小さな花も咲いています。
まだ寒さの残るこの季節にはもってこいの、あったかーい色
トヨタの森のハナノキは、
愛知万博の際に会場となる場所から移植されたもの。
新天地でもしっかりと根を張り、
ステキな花を咲かせてくれています。
(文・写真 がっちゃん)
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