森と人との関わり方を頭とカラダでホッとに学ぶ連続講座「ホッとな森づくり隊」。
1月18日に開催した第2回目はカエルのための池づくりに挑戦しました。
カエルは種類によって暮らしぶりが違います。
カエル=池と思われがちですが、意外と木の上や森の中、池の周りの土の中などいろんな環境を必要としているんです。
カエルを守り、カエルと出会える池をつくるには、池だけでなくその周りの環境も大切ということを簡単な座学で頭にいれたらカッパと長靴を着用して早速作業スタート!
泥をスコップでバケツにいれ、そのバケツをみんなでリレーし、池底に塗り固めます。
「はい、お願いします!」「これ重いよ~」「今度はちょっと軽いよ~!」
バケツリレーの人たちの掛け声が軽快に響きました。
スコップで泥を掘る人、バケツを運ぶ人、池底を塗り固める人・・・
みんな汗だくで上着を1枚ぬぎ2枚脱ぎ・・・
全員がOne・team(ワンチーム)となって作業がみるみるうちに進んでいきました。
カエルに使ってもらうように隠れ場所と産卵場所も用意しました。
最後はみんなでガッツポーズ!
作業の後の昼食はかまどで炊いたご飯と薪ストーブで作った猪鍋。
過去「ホッとな火暮らし講座」に参加してくださったOB・OGの方が手作りしてくれました。
午後はカエルのつらさを感じるゲームの体験。これ、元は東山動物園の両生類飼育担当の藤谷さんが考案された環境学習プログラムです。
「いろんな生き物に食べられて、こんなに厳しい世界でカエルは生きてるんだね~」
「人間だけ食物連鎖じゃなくて違う理由でカエルを殺してる」
「カエルの生息場所の環境変化が最も影響が大きいみたい」
と、カエルのつらさを身をもって感じていただけたようです。
最後にNPO法人びすた~りの代表理事高山博好さんから「生き物にやさしい暮らし」と題してビオトープ田んぼのお話をしていただきました。
水田に暮らせる生き物はなんと5668種だそう!
田んぼを生き物の視点でつくることで、こんなにもたくさんの生き物に住処を提供できるんですね。
今日つくった池に、カエルは来てくれるのか?ほかにどんな生き物が暮らしてくれるのか?
わくわくどきどきですね♪これから一緒に観察していきましょう!
さて次回のテーマは「森づくり隊」、生き物の目線で森の整備をしますよ~!
(文 いぶ ・ 写真 トヨタの森スタッフ)
0コメント