【生き物解説】「フクロウの体の秘密を探れ!~夜のハンターのすごい工夫~」

前回の動画では、フクロウの食べ物を紹介しました。

今回は「フクロウの体の秘密」がテーマです。ぜひご覧ください!

ひみつ1 顔と耳


まずはフクロウの顔と耳の秘密からご紹介します。

フクロウの顔をよく見ると、ハートの形をしています。

この特徴的な顔のつくりを顔盤(がんばん)といい、パラボラアンテナのようにとても小さな音でもキャッチできるようになっています。

そして、顔盤で集めた音を耳で聞き、獲物がいる場所を見つけます。

人の耳の穴は左右の高さが同じですが、フクロウは左右の耳の穴の高さが違います。

これらの秘密のおかげで、フクロウにはどんなに暗い夜の森でも獲物の位置を正確にとらえて飛ぶことができます。

ひみつ2 足

次は、フクロウの足の秘密です。

写真はカラスの足(左)とフクロウの足(右)ですが、ここで注目してほしいのは足のつくりです。

鳥の足のつくりは前向きの指3本、後ろ向きの指1本が多いですが、フクロウの足は前と後ろ2本ずつになっています。

枝に止まったフクロウの足を見ると、がっしりとつかんでいる様子がわかります。

この足のおかげで、フクロウは一度掴んだ獲物をしっかりつかむことができます。

ひみつ3 羽

最後は、フクロウの羽の秘密です。

鳥は、羽ばたく時にバサバサと羽音がしますが、フクロウは羽音を出さずに羽ばたき、飛ぶことができます。

その理由は、フクロウの羽のつくりにあります。

羽の拡大写真をよく見てみると、矢印で示した部分に細かいギザギザが見えます。このギザギザがあることで羽音を消して飛び、獲物に静かに近づくことができます。

この羽のつくりは、新幹線のパンタグラフに応用して使われていました。

車体から飛び出たパンタグラフは空気抵抗が大きくなるため、高速で走るときに大きな騒音を出す原因になっていましたが、パンタグラフの支柱にフクロウの羽からヒントを得たギザギザを入れたところ、騒音が小さくなったそうです。


こうした生き物の体のつくりや自然界の仕組みを応用して、技術開発や工業製品などに活かすことを【バイオミミクリー】や【バイオミメティクス】と呼びます。意外にも私たちの身近なところで、生き物のすごい秘密を応用した製品があります。ぜひ探してみてください。


今回の動画は、フクロウの体の秘密を取り上げました。

フクロウの体には、不思議で驚くような秘密がいっぱいありましたね。


さて、次回は「フクロウの子育て拝見~卵からヒナの巣立ちまで」です。お楽しみに!

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