今回は、春から初夏にかけて見頃を迎えるツツジの紹介です。
トヨタの森にあるモチツツジとそこに集まる生き物に注目しました!
是非ご覧ください。
ツツジのつぼみに注目
春になるとトヨタの森では、コバノミツバツツジ、ヤマツツジ、モチツツジなどが見頃を迎えます。
この中でも、モチツツジはとても面白い特徴を持っていて、触ってみるととてもベタベタしているんです。どうしてこんなにベタベタしているのでしょうか?
その理由は、【ツツジが自分の身を守るためではないか】と考えられています。
虫メガネでよく観察すると、ベタベタしている毛の様子や、写真のようにベタベタで身動きが取れなくなっている小さな虫が沢山ついていることに気が付きます。
こうして動けなくなった虫を食べるために、住み着く虫もいます。
そんなモチツツジカスミカメやシマサシガメたちは、ベタベタを気にせず、自由に歩き回っています。
さらに、このベタベタに負けずにモチツツジの葉や花を食べている虫がいます。
ツツジトゲムネサルゾウムシは、長い脚でとても器用に歩き回っています。ベタベタに負けない工夫があるようです。
モチツツジが自分の身を守るために発達させたベタベタですが、このベタベタに自分の体を適応させた生き物や、ベタベタに捕まった虫を食べにくるちゃっかり者の生き物など、ツツジを観察すると個性豊かな生き物の様子が観察できます。
お家の近くにあるツツジは、ベタベタしますか?どんな生き物が集まっているでしょうか?
ぜひ観察をしてみてくださいね。
次回は、湿地の生き物ヒメタイコウチについて紹介します。
お楽しみに!
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