【生き物解説】トンボの大変身は大変だ!


前回の動画では、トンボの体の秘密についてご紹介しました。

今回は、トンボの大変身についてご紹介したいと思います。


その他のシリーズはこちらから


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・カマキリ編

・フクロウ編

・ヒメタイコウチ編

・ツツジ編



羽化の流れ(ヤゴからトンボへ)


ヤゴと呼ばれるトンボの幼虫は水中で暮らしています。



どのようにして、ヤゴからトンボに大変身するのでしょうか?

さっそく大変身の始まりです!



まず水から出て、草や枝につかまります。



背中側から出てきます。



頭と胸を出して、



起き上がります。



脚で殻をつかんでお腹を引き抜きます。



翅が広がって、開いたら完了!


このように幼虫から成虫になることを「羽化」と言います。

羽化してすぐの翅はまだ乾いていなくてキラキラしていて柔らかいです。

この時に触ると翅が曲がって飛べなくなってしまうので触らないようにしてあげましょう。



羽化失敗


必ず全部のヤゴがトンボになれるわけではありません。


翅が伸びなくて飛べなかったり、


アリに襲われることもあります。



いろんな困難を乗り越えたトンボだけが空を飛んで子孫を残すことができます。

大変身は大変なことですが、とても神秘的ですね。



不完全変態


成長するときに体の形が変わることを変態と言います。

昆虫の変態はさなぎになるか、ならないかで2種類に分かれます。


トンボのようにさなぎにならないで成虫になることを、不完全変態。



チョウのようにさなぎになるのを、完全変態と言います。


これまで出会ってきた生き物たちもどっちに当てはまるのかぜひ調べてみてください。


次回の動画は「トンボの産卵」についてです。お楽しみにー!

トヨタの森 里山学習館エコの森ハウス

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