【生き物解説】ヤゴのマスクは何のために付いているの?

前回の動画では「フクロウの子育て」について紹介しました。

今回は「ヤゴのマスク」について紹介します。



その他のシリーズはこちらから

ムササビ編

カマキリ編

フクロウ編

ヒメタイコウチ編

ツツジ編


いろいろなヤゴ

ヤゴはトンボの幼虫で水の中にいます。

トンボの種類によってヤゴの形が違います。


クロスジギンヤンマのヤゴ


キイトトンボのヤゴ


ショウジョウトンボのヤゴ


オオシオカラトンボのヤゴ


ショウジョウトンボとオオシオカラトンボのヤゴは似ていますが、よく見ると頭の形や目の大きさが違います。


ヤゴの食べ物


ヤゴはミジンコやアカムシ、カの幼虫のボウフラ、オタマジャクシなどの水の中の小さな生き物を食べています。

動くものは何でも食べるので、ヤゴがヤゴを食べることもあります。

ヤゴも生き残るのが大変なんです。


ヤゴの体のつくり


ヤゴの顔にはマスクのようなものがついています。


マスクを伸ばすと口があります。


じっと待ち伏せしているところに獲物が来るとマスクを伸ばして獲物を捕まえて、口に運びます。

マスクの形もトンボの種類によって異なり、このマスクのことを「下唇(かしん)」といいます。

ヤゴの時は飛べませんが、生きるための工夫がたくさんあります。


次回は「冬に卵を産むカエル」についてです。お楽しみに!


トヨタの森 里山学習館エコの森ハウス

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