二十四節気の雨水は「雪が雨に変わるころ」ですが、
イベント当日の2月22日の朝は、うっすらと雪が積もっていました。
こんな中でも春を待つトンボたちが森にいる!
さあ、トンボたちを探しに、森へレッツゴー!
トンボといっても、ほとんどの種類はヤゴ(幼虫)で冬を過ごしています。
網で池の中を探ってみると・・・
おっ!ヤゴが次々と見つかりました。
寒さも忘れ、みんなでHotにガサガサ。
落ち葉や泥をかき分けてヤゴを見つけると、
「いた!」と歓声が上がっていました。
ヤゴには獲物を捕まえる「下唇」という飛び道具があります。
口の下から、こんなふうにビローンと伸びるんです。
これには皆さん驚きながらも、「生きる工夫なのね」と感心されていました。
ヤゴの狩りは待ち伏せ型で、獲物が目の前に来たら下唇を伸ばして捕まえます。
この省エネな生き方、人間も見習うべきところがありそうですね。
今回ヤマアカガエルのオスまで捕れちゃいました。
この池にもアカガエルの卵がいっぱい産まれていますが、
次のチャンスを待っているのかも?
トヨタの森には、変わり種のヤゴもいます。
なんと、すんでいるのは水の中ではなく
湿った斜面の土に掘った穴。
暖かくなったらムカシヤンマのヤゴが顔をのぞかせてくれるはずです。
「こんな寒い時に、春でもないし、と思っていたけど、
自分で捕まえて生のヤゴを見られてよかった。」
「遠くで見るとヤゴもカエルの卵も気持ち悪いと思っていたが、
触ると愛情がわいてかわいいなぁと思った。これが実体験の良さ。」
と、ヤゴとの出会いを楽しんでいただけました。
「ぜひトンボになる姿を見てみたいなぁ」
という声も。
こんなに寒くても、春は必ずやってきます。
トンボたちと一緒に春を楽しみに待ちましょうね。
(文 がっちゃん・写真 こっしー)
0コメント