9月13日に森あるきで二十四節気を楽しもうを開催しました。前回に引き続き、豊田市のキノコ博士・木村修司先生をお呼びしてのキノコ観察会パート2です。
トヨタの森にも、いよいよ本格的なキノコシーズンが到来してきました。
森に行くとキノコがいっぱい!
こちらはオレンジ色がきれいな「アンズタケ」
名前の通りアンズのにおいがするのかな?
イヌセンボンタケは名前の通り千本くらい生えていそう。
白くてきれいなキノコはなんと猛毒のシロタマゴテングタケ。
キノコの傘の裏を見てもそれぞれ個性がいっぱいです。
しわしわのヒダが特徴のものや、
網目状のもの、
ひだの数が細かくていっぱいあるもの。
「キノコの裏は全部シイタケのようなものだと思っていたら、全然違う!すごい!」
と驚いている方もいました。
「なんだこのキノコ!?」
不思議な形をしたキノコが現れ、皆さん興味津々。傘もなくてどうなっているのだろうと思ったら、
マンネンタケの出始めでした。これには日ごろからキノコの図鑑を見ている人も、「出始めの写真とかは載っていないからわからないものだなあ」とキノコ観察の難しさを実感していました。
(ちなみにこちらが別の場所にあったマンネンタケの少し成長した姿)
そんな中でも皆さんから大きく歓声が上がったのが「コガネキクバナイグチ」
このキノコを木村先生が手に取ってカッターで二つに割ってみると、、、
開いた瞬間に黄色だった断面がみるみる青色に!空気に触れることで色が変わっていくようです。これには皆さん「わあ!!」と大きな声で驚きの表情。
30秒もたたずに断面がすっかり青色に変わってしまいました。
参加者の方からは、
「キノコも切ってみると色が変わったりするのを見てすごく感動した。」
「14年もキノコを勉強しているけど、いまだに名前のついていないものがたくさんあって奥が深いなあと思った。」
「実際に参加してみて、図鑑だけではわからない、感覚とか触覚とかにおいとかを実際に森に来て感じることができてよかった。」
といった感想をいただきました。
何千種類もあるキノコを見分けるのはなかなか簡単なことではありませんが、今回のマンネンタケのように、出始めのキノコや、朽ちていくキノコの様子など、いろいろなキノコの状態を観察することで少しずつ見分けることができるようになるそうです。
森にはキノコがいっぱいありますが、皆さんの近くにも意外とキノコが生えていると思います。お庭や公園など身近なところからキノコ観察をしてみてはいかがでしょうか。
(文・写真 こっしー)
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