トヨタの森では、毎年11月23日はムササビイベントの日。
今年もみんなでムササビに会いに行きました。
終日の雨予報でしたが、参加者の皆さんの熱意のおかげでしょうか、
イベントの時間だけは雨が上がってくれました!
まずはムササビの大きさや重さ、食べ物や子育てについてお話ししました。
実際にムササビが使っていた巣箱の中には
巣材がいっぱい詰まっているところも見ていただきました!
ムササビの予備知識が頭に入ったところで
実際にどんな環境にすんでいるのか、森を歩きながら体感。
食べ物となる花のつぼみや木の冬芽、葉っぱを見たり触ったり・・・
巣材にするヒノキの皮のにおいをかいだり。
ムササビって、こんなにおいに囲まれて寝ているのかな・・・?
何と!まだ明るい時間なのに巣箱から顔をのぞかせているムササビに遭遇。
雨の時は昼間でも顔を出すことがよくあります。
お天気が悪くてラッキーだったかも!?
暗くなってきたところで、夜のムササビ観察へ出発。
昼間顔を出していた巣箱とは別の巣箱の方が、みんなで観察するには適しているため
そちらの巣箱の近くでそっと待ちます。
ムササビが出てくるのは、だいたい日没から30分後。
この日は17時13分が予定時刻です。
みんなで見ていると警戒して遅れることもある中、
この日はほぼ予定時刻に顔を出し、
2回も滑空する姿を見せてくれました。
出会いは短かったものの、
「ムササビが出てきて、颯爽と飛んで行ったところが今でも焼き付いている」
「初めて参加したが、ムササビが二回飛ぶ姿を見ることが出来て、本当に幸せだった」
と、参加者の皆さんの心に温かいものを残していってくれました。
「普段ランニングコースとして使用しているが、新しい楽しみを見つけることができた」
と、新たな視点を持っていただくことができたようです。
知らないだけで、身近にはムササビやたくさんの生き物が暮らしています。
そして、姿を消していくのも知らないうちに・・・。
これからもムササビたちが身近で見られる環境を残していきたいものです。
(文 がっちゃん、写真 つづぽん、がっちゃん)
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