4月25日、今にも雨が降り出しそうな曇り空の下、「二十四節気で森歩きを楽しもう」を開催しました。気温が上がり雨も多くなり、森の緑が濃くなりつつあるこの時期にドングリを観察しに行きます。
春は、ドングリたちの花の季節でもあります。コナラやアベマキの雄花はもうほとんど散ってしまっていましたが、アラカシの雄花は芽吹きの遅かった枝に、まだ少し残っていました。1mmくらいの小さな雌花も枝に付いています。さて、見つかるでしょうか?
開いたばかりの葉はとても柔らかく、触るととても気持ちが良いです。しかし虫たちにも大人気なので、よく見てから触ることをお勧めします。
曇り空で風も強い日だったせいか、春の湿地を飛び回る虫たちはあまり見かけませんでした。しかし、ヤマハゼの葉の上でじっとしているハンミョウや、湿地の脇の藪の中でぶら下がって寝ているシオヤトンボを見ることができました。
参加された方からは
「ドングリ観察は何度か参加しているのに、頭がパンクしそうになるくらいたくさんの新しい発見があった」
「天気が心配だったけれど、かえってこういう天気だったから、珍しいものが見られたのかなと思う」
といった感想をいただきました。
ドングリと言えば秋のイメージですが、ドングリの木はもちろん一年中生きています。それぞれの季節でいろいろな姿を見せてくれる木を楽しんでみるのも良いかもしれません。
(文・コイさん 写真・コイさん、つづぽん)
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