お日様の光が降り注ぎ、絶好のトンボ日和となった5月20日に、1日トンボと遊んじゃおう!というイベントを開催しました。
午前中はハッチョウトンボがいる湿地で成虫のトンボを観察。
ハッチョウトンボはとっても小さくて、オスは真っ赤になるトンボです。
一昨年と昨年のイベントでもハッチョウトンボを数ました。
一昨年は151匹、昨年は139匹でしたが・・・さて、今年は?
さあ、みんなで数えると・・・
98匹でした!
これまでのイベントより少なめでしたが時期が少し早かったからでしょう。
これからどんどん増えていく時期なので、また見に来てね!
間近で観察するために好きなトンボを捕まえて・・・
そのトンボをスケッチします。
じっくり観察すると「足に毛が生えている」
「オスのお尻の先が一つに見えて実は2つに分かれている」など
イロイロな発見ができました。
午後は水中にすむ幼虫(ヤゴ)の観察です。
ヤンマ、アカトンボ、イトトンボなどたくさんのヤゴを捕まえることができました。
もちろんヤゴだけでなくいろんな生き物がいます。
卵を背負ったコオイムシや、
絶滅危惧種のヒメタイコウチにも出会えました。
参加者の皆さんからは、
・子どもたちが生き生きとしているのを見て、こういう場所を大事にしないとなぁと思った。
・トンボはたくさん種類がいるが、絶滅していくのも多いので守っていきたいと思った。
と、トンボや環境を守る大切さを感じてくださった言葉をいただきました。
また
・コオイムシの背中にたまごがあったのがびっくりした。
・コオイムシはもうほとんど絶滅していると思っていたが、沢山見られてとても感動した。
・子どものころに見たヤゴがアカトンボ系のヤゴということがわかった。
と、生き物との出会いを楽しんで新たな発見もしていただけたようでした。
こんなにたくさんの生き物が見られる環境は、今ではとても貴重になってしまいました。
その原因には人間の影響が深く関わっています。
たくさんの生き物たちから、これからの生き物と人との関係を考えるきっかけをもらえた1日でした。
文 がっちゃん、写真 こいさん、つづぽん
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