夏至に入った6月27日に実施した「森歩きで二十四節気を楽しもう」のテーマはモノサシトンボ。
物差しの目盛りのように、体に白い模様があるのが特徴のトンボです。
ところで、物差しと定規の違いは何でしょう?
正解は・・・物差しは長さを測るもの、定規は線を引くためのもの。
なので、物差しには目盛りがありますが、定規は目盛りがなくても良いのです。
今回はそのモノサシトンボを物差しにすべく、皆さんに実物を捕まえていただきました。
紙に模様の位置を書きとると、トンボ物差しの完成!
ハッチョウトンボの体を測ってみると、トンボ物差しの3目盛り分でした。
モノサシトンボを手に取って雌雄を比べてみたり、顔をよく観察してみたりすると
「足の色が違う」「目が左右に飛び出している」といろんな発見がありました。
モノサシトンボもハッチョウトンボも同じ湿地で見られますが
モノサシトンボは木陰、ハッチョウトンボは日向と、いる環境が違うことがわかります。
いろんなトンボがすむためには、いろんな環境が必要なんです。
他にも、ちょうど見ごろだったカキランやオオバノトンボソウなども楽しみながら
わいわい楽しく森歩きをしました。
暑い中でしたが
「昆虫の棲み分けがハッキリしているのが分かった。」
「モノサシトンボが草に卵を産み付けるのは知らなかった。トンボは全部水中に産むと思っていた。」
と、トンボと環境の関係を知っていただけました。
「暑いけど生き物たちが活発で、自分も暑さに負けていられないと思った。」
という方も。
これから日は少しずつ短くなっていきますが、暑さはここからが本番!
上手に暑さに体を慣らしながら、自然を楽しみましょう。
(文 がっちゃん、写真 がた)
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