10月下旬と言えば火が恋しくなる季節ですが、
そんな肌寒い28日に「竹林整備と竹飯ごう」のイベントを開催しました。
昔々、家庭で使っていた生活用品のほとんどが竹でできていました。
食器や水筒、箸立て、熊手や竹箒、笊や箕まで竹を利用して作っていましたし、
玩具や楽器、漁具などにも使われていました。
タケノコの皮でおにぎりを包んだりもしていましたね。
それが今では、軽く、簡単にでき、安いなどの理由でプラスチック製品に代わり、
竹はほとんど使われなくなりました。
そのため、竹林は竹藪へと変わり、タケノコもイノシシが我が物顔で食べています。
そんな竹藪が竹林になるように、少しでも竹を使おうとイベントを企画しました。
竹藪に入り竹を切って竹藪から引っ張り出して、枝処理までしました。
運び出した竹を竹飯ごうにするために切り分けます。
火付けから始め、火が付いたら米の入った竹飯ごうを焚火の中に置いてから、
箸とスプーンを作ります。
炊きあがると、ほんのり竹の香りがするご飯を頂きました。
昼食後は焚火を囲んで竹タンブラーを作りました。
残り火でお湯を沸かし、出来上がったタンブラーでコーヒータイムです。
ゆったりした午後の時間を過ごしました。
ふりかえりでは、
「竹林整備も楽しかったが、アウトドア的な要素も教えていただけて良かった」
「小刀を買って、明日のバーベキューで使ってみたいと思った」
「次は焚き火の会に参加したい」
などのお声をいただきました。
昔のように、身の回りの生活用品を竹で作って使うと心豊かな気分になりますよ~。
文 ひげ3、写真 つづぽん
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