トヨタの森では、毎年11月23日はムササビイベントの日。
今年もみんなでムササビに会いに行きました。
まずはムササビがどんな生き物なのか知っていただきました。
1kgという体重を、水を入れたペットボトルで体感。
これが飛ぶのか・・・とちょっとびっくり。
ムササビの子どもは初夏の芽吹きの時期と秋の実りの時期に巣立ちすることが多く、
子育てが自然の移ろいに見事に合った仕組みなっていることも知っていただきました。
その後、森を歩きながらムササビの食べ物や巣材を取る木を観察しました。
「堅い冬芽、おいしいのかな?」
「こんな木の皮を巣材にするのか」
などなど、色づいた秋の森でムササビのすむ環境を感じていただきました。
暗くなってきたら、お待ちかねの観察会です。
シカの声が聞こえてくる中、ムササビが入っている巣箱の近くで静かに待ちます。、
ムササビはほぼ予定時刻に巣箱から出てきた後、
幹を登っていく途中何度も立ち止まってこちらを見たり3回も滑空したりと、
予想以上にしっかり観察させてくれ、皆さん大感激!
「ムササビを初めて見れて、とにかく凄かった」
と、感動が言葉にならない小学生。
「もっとムササビについて調べたいと思った」
「フィールドサインを自分でも見つけてみて、観察してみたいと思った」
と、よりムササビに興味を持ってくださった方もいらっしゃいました。
いつもなら寒い中耐えるように待たなくてはいけませんが、今年は暖かくて待つ間も苦にならないくらいでした。待つ人間としてはありがたいことですが、本当にこれで良いのかどうか・・・?
気候が大きく変化することで自然の移ろいがこれまでと変わり、ムササビの子育てスケジュールとずれてしまうようなことになれば、ムササビの存続にも関わってきます。
いろいろな生き物と私たちが共に生き続けられる環境であり続けるために、私たちができることをしていきたいものです。
(文 がっちゃん、写真 まっつん)
0コメント