森の木々も赤く色付き、秋の深まりを感じる時期となりました。11月11日に間伐材を使っておもちゃを作ってみんなで遊ぼう!というイベントを行いました。
昔の人たちは切った木を燃やしてお風呂を沸かしたり、ご飯を炊いたりと生活の中で木を使っていました。森の木を定期的に切ってあげることで、林床に明るい部分が出来て草が生え、草を食べる動物が生活し、そしてその動物を食べる肉食の動物が生活しやすくなるという食物連鎖が出来上がっていたのが里山でした。しかし現在では、生活の中で木を使うことがほとんど無くなり、木を切る機会が減ってしまった結果、森が暗くなり明るい森を好む動物たちが生活しづらくなってしまいました。
今回のイベントでは自分たちで木を切ることで、木を切る意義を体感するとともに、間伐材でおもちゃを作ってもらうことを目的にイベントを行いました。
まずは木を切ることの意義の勉強をしました。
その後は、木を使ったおもちゃを紹介し、自分たちで作るおもちゃのイメージを膨らませてもらいました。
また、実際に松の木を倒すところをみんなで見て、木の切り倒し方を学んでもらいました。
次に木の切り倒し作業を行いました。
まずは木を倒したい方向に受け口を作ります。みんな鋸を一生懸命引いていました!
反対側から追い口を切り、木にかけたロープを引いて倒しました。
大人も子どもも協力して頑張って木を倒すことが出来ました!
午後からは切った木でおもちゃ作りです!
みんな様々なおもちゃを作って、作った後はお互いのおもちゃで遊びました。
大人も子どもも関係なく大盛り上がり!
参加者の方々からはこのような意見をいただくことが出来ました。
木が倒れるときのメキメキという音が良かった。
家でも鋸を使った工作をしてみたいと思った
思っていたよりも木が固く、なかなか切れなかった
木を切ることによって森に光が入り、明るくなることが分かった。
三角の受け口を作ったら、そっちに木が倒れると分かった。
今回のイベントで、里山において木を切ることや森を整備することの大切さを学んでいただけたのではないでしょうか。このイベントをきっかけに、森林整備についてもっと興味を持っていただきたいと思いました。
(文・写真、まっつん)
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