日が出ている時間が、1年で最も短い冬至になると、もうすぐお正月!
ということで、12月26日の「森歩きで二十四節気を楽しもう」はお正月飾りに使われる植物を中心に楽しみました。
年神様が訪れる目印として、玄関先などに飾る門松になくてはならないのがマツ。
マツの葉っぱは2本に分かれていますが、これで1枚。
葉っぱ同士で引っ張り合う松の葉相撲で盛り上がりました。
鏡餅の下に敷かれている緑の物はウラジロというシダの仲間の葉っぱです。
とっても大きい葉っぱに子どもたちはびっくり!
裏が白くて2枚が対になっているところから
「夫婦共白髪」の願いを込めてお正月飾りに使われます。
縁起物として有名なマンリョウ(万両)、センリョウ(千両)の実の付き方の違いを観察。
マンリョウは葉の下に、センリョウは葉の上に実が付きます。
これは十両と呼ばれるヤブコウジ。
こんな地面すれすれのところに小さい実が・・・
一両と呼ばれるツルアリドオシの実です。
ツルアリドオシは2つの花で1つの実になります。
花が付いていた跡が2つ、実に残っていますね。
来年の辰年にちなんで、リュウノヒゲとも呼ばれるジャノヒゲの実も見てみました。
瑠璃色がとってもきれい!
「地球みたいだね」と参加者もうっとりする美しさ。
こんな地球を残していきたいですね。
「難を転ずる」とかけてナンテンも縁起物の1つ。
他の赤い実と比べると「実が尖ってる」ことに気付きました。
葉っぱの上で越冬しているクモヘリカメムシを観察。
こんな細い体でよく冬越しできるね・・・と感心。
参加者の方からはこんなご意見をいただきました。
「いつもは人が見つけてくれたものを見ているだけだけど、今回は自分で見つけられてうれしかった!」
「これまで飾りを見て知っていたものでも、実際に森の中で観察できてより印象に残ってよかった」
今回ご紹介した植物は身近で見られるものもたくさんあります。
これからのお正月は、植物観察も楽しみながら過ごしてみるとおもしろいですよ~。
文 がっちゃん、写真 まっつん、がっちゃん
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