大雨となった3月12日、今年度3回目の薪割りカフェを開催しました。
燃料として主に木を利用していた時代は人が木を切ることで森が明るくなり、そこが自然と里山の生き物のすみかになっていました。
木は地球温暖化などの原因の一つであるCO2を吸ってくれますが、成長しきった老木より、ぐんぐん成長している若木の方が大気中のCO2の減少には貢献してくれます。
そこでトヨタの森では、
①里山の生き物を守ること
②森を若返らせCO2吸収量を増やしつつ化石燃料の代わりに薪を使うことでCO2排出量を減らすこと
を目的として木を切り薪として使っています。
こんな思いを知っていただきつつ、カフェでほっこりしていただきたいというイベントの趣旨をご理解いただき、早速薪割り開始!
今回薪割に使ったアベマキは太くて硬く、初めは全然歯が立たなかった人も多かったのですが、パカーン!と割れると、「やった~!」
上手な人がとても大きな丸太を軽々と割っていく姿に「おぉ~」
どんどん上達する皆さん。
4分割した丸太は、流れ作業で隣の人がさらに細くしていきます。
今回は斧だけでなく、こんな薪割り台も導入。
上向きの刃に木を乗せてハンマーでたたいていくもので、比較的安全に細い薪を作ることができます。
雨除けのシートを張った下での実施でしたが、経験者が初心者に教えたり、お互い応援しあったりと、終始にぎやかに、和気あいあいとした雰囲気でした。
割った薪は山分けしてお持ち帰りいただきました。1~2年乾かす必要があるので
「これを使うのは2年後の餅つきかな」とおっしゃる方も。
最後は囲炉裏を囲んでのカフェタイム。
薪割りで体を暖め、コーヒーと会話で心も温めていただきました。
「最初は全然割れなかったけど割れたときが気持ちよかった!くせになりそう・・・」
「今度は木を切るところからやってみたい」
「定年後の趣味で焚き火をしようと思って道具の準備をしたけど、燃やすものがないので参加しました。これから焚き火するのが楽しみ」
などなど、イベントだけでなくこれからの楽しみにもつなげていただけたようです。
雨ニモマケズ参加してくださった皆さん、ありがとうございました。
薪を使った生活を楽しみつつ、これからの自然との暮らしことを考えていただけたらうれしいです。
(文 がっちゃん、写真 ガタさん)
0コメント