まだまだ寒い日が続いていますが、トヨタの森の池にもアカガエルの卵が続々と増えたり、植物たちの新芽が大きくなってきたりと、春の近づきを感じる時期となってきました。
さて、2月6日に薪割りカフェを開催しました。自分たちで薪を運んできて、薪割りをするというイベントです。
現在では、木を切って薪を使うことはめっきり減ってしまいました。その結果、木が育ちすぎて里山としての環境は昔と比べて悪くなっています。今回はそんな木を使って薪割りをしよう!ということでイベントを開催しました。
外に出て、まずは割る前の木を参加者の皆さんに運んでもらいました。今回薪割りに使った木は、トヨタの森で大きくなりすぎたアベマキ達。寒空の下でしたが重い木を運び終わったときには、体はポカポカ!
薪を運んだら、早速薪割り開始! 斧を振り下ろし薪を割ってもらいました。
あちらこちらから「スコーン!」とまるでボウリングでストライクを取ったような快音が青空の元、響き渡っていました!
気が付くとあちらこちらに割った薪の山が。
しかしこの薪はすぐには使えません。この後、1年から2年間乾燥させてやっと使える薪になります。木を燃料として使っていた人たちは、乾かすことまで考えて木を使っていたのでしょうね。
最後に火を囲んで紅茶を飲みながら、振り返りをして今回の薪割カフェは終了。
参加者の方からは、
大きい斧を使って木を割ることができて楽しかった。割った時の木の匂いがとてもよかった。
生木を割るのがこんなに大変だとは思わなかった。割れた時、快感だった。
手斧を使ったことはあったが、大きな斧を使って割るのは難しかった。
初めて薪割をやったが、なかなかうまく割れず難しかった。後、里山にとっては木を切った方が良いということも知ることができた。
というふりかえりの言葉を頂きました。
今はスイッチ一つで火が使え、またオール電化が進んできたということもあり、火を使わないご家庭も多いかと思います。ですが、時には今回のイベントのように火を囲んで知らない人同士で会話してみたり、昔ながらの薪割りをやってみるなど、普段とは違うことをやってみることで、新たな発見や火のありがたみを知ることができると思います
薪や火を通して多くのことを感じ取っていただければ、幸いです。
写真、文 まっつん
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