昼と夜の日の長さが同じ春分に合わせて3月20日に「春の花を探しに行くぞ~」を開催しました。
毎年、シデコブシの開花が気になる季節です。
今年は3月初めの暖かさで開催日が遅かったかなと思ったのですが、
冬のぶり返しのような寒さが続き、満開には10日間ほど早かったようでした。
出発時に突然の雨で、少し遅れての開催となりました。
綿毛に包まれて先がピンク色になったシデコブシの蕾や、緑色の蝶の蛹などを観察しながら、
森の中に入って行きました。
歩道を歩いているとヒサカキの花の独特な匂いが漂ってきます。
途中、歩道にシダ(ウラジロ)が繁茂して道を塞いでいたので、
それを千切って飛ばして遊んだり、カエルの正面顔に見える「カエル岩」を見たりしました。
シデコブシの谷と湿生園のシデコブシは蕾が多く、
5分咲きほどでしたが、いくらかは細長い花びらを広げていました。
花びらの先を摘まんで口の中に入れれば、
「ほんのりショウガの味がする!」と口を使ってシデコブシを愛でることができました。
生憎の天気だったのでハルリンドウの蕾は閉じていましたが、
ショウジョウバカマの花は見ることができました。
参加者の皆さんの振り返りでは、
・今年は去年より暖かかったから花が見られると思ったが、あまり咲いていなかった。改めて自然の大切さを知った
・シデコブシの花が美味しかった
・シデコブシを初めて見たが綺麗な花だった。
・これからもシデコブシのイベントを続けて欲しい、前回は色、今回は味でイベントの違いを感じられた
・カエルが好きだからオタマジャクシが可愛かった
とのお言葉をいただきました。
毎年、二十四節気に合わせてイベントを開催してきたことで、
その時々の植物や生き物を楽しむことができました。
年によって開花が早かったり遅かったり、
出会える生き物が違ったり年ごとの違いも感じることができました。
同じように季節は廻ってきますが、少しずつ違う自然の移り変わりに気付いていただければ、
このイベントを続けてきて良かったと思います。
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