突然ですが、生き物の名前の由来について考えたことがありますか? 様々な形や綺麗な色をしていたり、くさい匂いを出したり、どう猛な性格をしていたり・・・ と数多くの特徴を持つ彼らですが、その特徴から面白い名前や変わった名前がよくついています。今回はトヨタの森にいる生き物たちの特徴を観察して、オリジナルネームを考えよう! というイベントを開催しました。
はじめに名前の由来の例として、ヘビノボラズ(写真の植物)とスズメバチを紹介しました。
ヘビノボラズは幹にトゲが生えており、木登り上手な蛇でも登れないだろうというところから名前が付いたといわれています。スズメバチは体の大きさがスズメくらいあるという例えや、巣の模様がスズメの体の模様に似ているなどの説があるようです。昔の人はこんな面白い例え方をよく思いつくなぁと改めて感じました。
次に森へ入り、発見したこのイナゴでオリジナルネームを考えてもらいました。体に筋があるから「スジバッタ」、困っているような表情から「コマリガオバッタ」などいろいろなアイディアが出ました。
今回の森歩きでは、他にも多くのオリジナルネームを聞くことが出来ました。例えば写真のキノコには、形がバラに似ていることから「ウッドローズ」という名前が付きました。
この写真の木は、葉っぱの形がハートのような形をしていて、まるでたくさんのハートが木についているように見えるので「ハートの木」。
この花は「水の妖精」。たしかに白い花が妖精のように見えます。
今回イベントに参加された方からは、
・ いつも見ている生き物でも見るところを変えてみると、新たな発見が出来るのだなと思った。
・ 生き物を観察して、子どもたちが見たままの名前を付けてくれていた。また、自然を感じてくれて良かった。
・ 自由に生き物の名前を発想して良いということで、いろんな名前を考えることが出来て面白かった。
といった意見を頂きました。
今回のようにオリジナルネームを付けると、生き物の特徴を捉えられるだけでなく、愛着を持つこともできると思います。是非周りの生き物たちを観察して、オリジナルネームを付けてみてあげてください。彼らの新たな一面を発見できるかもしれません!
(写真:コイさん 文:まっつん)
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