「梅一輪 一輪ほどの暖かさ」 と俳句で詠まれるように三寒四温を繰り返し、
段々春が近づいてきた3月12日、”甘いもん好き”が森に集まりました
さて、今回のテーマは「春のお彼岸 ぼた餅づくり」ですが、”ぼた餅” と ”おはぎ” の違いは??
『大きさ?』 『粒あん、こしあんの違い?』 などいろいろ出ましたが・・・
調べたところ、地域により諸説あるとか
春のぼた餅は、ボタンの花が咲く季節につくる餅。
秋のおはぎは、萩の花の咲く季節につくる餅。
どちらも同じ餅だとか
せっかく手づくりをするので、市販のものとはちょっと材料を変えて、
でもお手軽にできる方法を皆でやってみました
作り方をご紹介いたします
白米、もち米、雑穀米、赤米をかまどで炊き上げ、赤い色 のご飯にしました。
炊き上がったご飯はすりこぎで米粒の形が残る程度につき、俵型に丸めます●
赤米の粒が良く見えます
”粒あん”と”はったい粉”でお化粧してできあがりほら、簡単でしょう
はったい粉とは、こうせん、麦こがしとも呼ばれオオムギを炒って挽いた粉のことで、
大豆でできたきな粉より香ばしいようです
参加者より
「子どもの頃は、このはったい粉に熱いお湯を注ぎ、箸でクルクルかき回しながら、
フウフウしてよく食べた」 やさしいお母さんとおやつの話を伺いました
お重に詰めてお花見気分で森へピクニック、春風の下でいただくことにしました
ふと見上げると冬芽が大きくなっています 「本当に春だねぇ~」
お日様を背中に浴び、皆で 「いただきま~す」
いつもは食が細いという男の子も大きなお口で 「パクリ」
あら、春の陽気に誘われて半袖になっちゃったパパ、
ベビーのほっぺも春色ピンク
参加者からは、
「雑穀米や赤米のぼた餅を食べたのは初めてでした。モチモチして香りが良かった」
「森の中で食べることがなく、新鮮で楽しかった」
「祖母の手づくりのぼた餅の味を思い出しました」 と嬉しい声が・・・
伝えていきたいですよね、日本の食文化
日本人独特の感性で同じ食べものを季節に合わせて呼び名を変え、
親しんできた先人に感謝しつつ 「ごちそうさまでした」
森の春は、新たな命でいっぱいです お池のオタマジャクシも小さなシッポで泳ぎ始めました
春風に誘われて、のどかな森へお出かけください
(文 けんけん 写真 ちーちゃん)
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