11月23日「夜のムササビに会いに行こう」と題して観察会を行いました。今年はとよたまちさとミライ塾のイベントとして開催したこともあり、たくさんの方に応募していただきました。
当日は夕方から雨予報で、空を見上げて不安いっぱいでしたが、皆さんの思いが伝わったのか、観察会が終わるまで雨が降らずに終えることができました。
ムササビという名前を知っている人、姿を見たことのある人など色々でしたが、ムササビは空を飛べることはほとんどの人がご存知でした。しかし、高い所から滑空して木から木へ飛び移るだけなので、鳥のように自由に飛び廻ることも、他の動物のように歩いて移動することもできません。ですから分断された森には、いくら餌があっても暮らせません。ムササビにとってはつながりのある森が必要なのです。
ムササビ自身が枝やスギ皮を集めてつくった巣の下で食痕やフンを探しました。小さな正露丸のようなフンを見てビックリです。青いスギの実の食痕を見たり匂いを嗅いだりしてムササビが暮らす森が実感できたことでしょう。また、歩くたびに聞かれる落ち葉の音や、落ち葉の甘い匂いを楽しみながら、森を散策しました。
森から帰ってきて観察会の準備です。観察する時の心得を聞いてから、暖かい服装で森へ出発しました。
あいにくこの日は森の巣箱にはムササビはお留守だったようでムササビの姿を見ることはできませんでしたが、待っている間、遠く方でムササビの声がしていました。小さな声だったのでほとんどの人は聞こえなかったようですが、多くの参加者に初めての夜の森で静かに溶け込んだことを楽しんでいただけたと思います。
参加者の声
・夜、森の中で虫の声を聞いたら眠くなり、癒されました。
・ムササビが見れなくて残念だけど、森のいろんなことを知れた。
次回の「夜のムササビに会いに行こう!パート2」は12月23日です。
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(文 ひげ3・写真 ちー)
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