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イベント報告: 森のコナラでシイタケ作り

2月26日(火)、森の整備で出た木を使って、シイタケの原木作りを行いました。

用意したコナラの丸太は長さも太さもバラバラなので、まずは木を選ぶところから始めます。自分の好みの太さのものを、適当な長さにノコギリで切ります。
あんまり大きいと、限られた数の種コマ(シイタケ菌がついている木のかけら)が足りなくなってしまいますし、なにより重くて扱いにくいです。小さすぎるとシイタケの出る量が少なくなってしまいます。自分で持ち上げられる限界を探る方、細くて短めの2本に分ける方と、選び方は様々です。

ドリルで穴を開けて種コマを打ち込んだら原木は完成です。しかし、シイタケ作りはここからが本番。自宅へ持ち帰った後に、シイタケ菌を蔓延させてホダ木にする必要があります。適度な湿気がある森の中とは違い、普通の住宅地では水分管理がとても大変。皆さん興味津々で、たくさんの質問が飛び交いました。

森の中のホダ木置き場を見ていると、「どこに置こう」「こんなに湿ってないなあ」といった声が聞こえました。置き場の参考になったでしょうか。シイタケではない別のキノコが生えてしまったホダ木でもシイタケが出てきていて「意外となんとかなるかも」。
森の中には、原木に使ったのと同じコナラの木がたくさん生えています。しかし、シイタケ栽培に向いた木は多くありません。木を利用しなくなったために太い木が多くなり、細いコナラでも樹齢は40年に達しています。里山に人の手が入らなくなると、シイタケの原木も手に入らなくなってしまいます。

参加された皆さんからは、こんな感想をいただきました。
「原木はできたけど、これからが大変だと思う」
「花を育てるのと同じだと思った。同じように水やりをしてあげたい」
「以前、菌打ちした原木から出ないといって1年で捨ててしまった。もったいないことをした」
作った原木からシイタケが出てくるのは、大体2年後。シイタケ菌が元気に暮らせるように、大事にしてあげてください。

(文 コイさん、写真 ひげ3)

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