昨年初めて開催し、大好評だった 「生きものレスキュー大作戦」。
今年も大勢のレスキュー隊員にご参加いただき、
5月10日に開催しました
このイベントは、秋から冬にプールにやってきて息づいている生きものたちを、
プールが掃除される前に救い出そうというもの。
今回も、愛知教育大学3年生のお兄さん、お姉さんが、
親子隊員とグループを作ってのレスキュー大作戦です
この日は、太陽の光がサンサンと降り注ぐレスキュー日和
まずは、レスキュー道具の網を作ります
潮干狩りネットに針金ハンガーを通して・・・
できた
そして、やる気満々の隊員たちが、
網を持ってプールに突入
すくってきた落ち葉の間から、
いろいろな生きものを探し出してレスキューしていきます
「いつもはこんなことやらないけど、今日は平気でできちゃうから不思議」
最初は恐る恐るだった隊員たちの手つきが頼もしくなってきました
「虫嫌いの子が触れるようになった」
と、我が子の成長にびっくりされるご両親も
「やったヤゴがいた」
「おたまじゃくしゲット」
と、あちこちで歓声が上がります
中には 「これなんだろう?」 と見慣れない生きものも
レスキューした生きものたちを調べていくと、
それがカゲロウの幼虫だったり、イトトンボのヤゴだったりということがわかりました
オタマジャクシは2種類いましたが、
「このオタマジャクシはニホンアカガエルかな? ヤマアカガエルかな?」
「背中に点が二つあるからニホンアカガエルだ」
だんだん生きものの見分け方もわかってきました
顕微鏡でもっと大きく見て観察したいときは
お姉さん、お兄さんたちが大活躍
お昼ご飯を食べた後は、
トヨタの森の水辺にいる生きものたちに会いに行きました
陸に上がったばかりのヒキガエルの赤ちゃんや、
1円玉に隠れてしまうくらい小さなハッチョウトンボなど、
初めて見る生きものたちがいっぱい
「ハッチョウトンボって、これだって。ちっちゃ~い
カエルの声の出るおもちゃを鳴らしてみると、
本物のカエルが鳴き返してくれて感動~
「ほら、トンボが結婚式しながら腕にとまった」
間近で見るトンボの結婚式にうれしそう
この子にとっては、これが一番の思い出になったそうです
一口にカエル、トンボと言っても、
プールに卵を産める種類とそうでない種類があります。
やっぱりいろいろな生きものがいる自然の中は楽しい
と感じられた方も多かったようです
レスキューした生きものたちは、愛情たっぷりにこの水辺に放しました
「いってらっしゃ~い 頑張って生きるんだよ」
元気に大きくなってほしいですね
レスキューできた生きものを去年と比べると、
全体の数は少なかったのですが、
ヤゴの数が増えていました
去年卵を産みに来たトンボのお母さんの数が多かったのかな?
プールという、卵を産めそうな環境を見つける生きものの能力はすごいと思いますが、
それではプールに産むことは良いことなのでしょうか?
みなさんはどう思われますか?
生きもののこと、自然の大切さ、人と生きものとの関係などを
感じていただけた1日となりました
(文 がっちゃん ・ 写真 けんけんP、ちーちゃん、がっちゃん)
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