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イベント報告:夏休み 家族で楽しむ森の学校「かまどでおやつづくり」

今年もやってきました、夏休み
今年の夏休み森の学校シリーズ第1回目は7月22日「かまどでおやつづくり」です。

今ではガスや電気・IHと、ボタンひとつでお湯が沸き、ご飯が炊ける暮らしとなりましたが、
50年くらい前まではまきを焚いてお風呂やご飯の煮炊きをする家がありました。
今回はその一端を体験してもらおうと、かまどに火をつけるところからチャレンジ
燃やす材料の組み方をみんなで考えて、おそるおそるマッチで火をつけます。
さぁ、火吹き竹で火を大きくしよう~!とフーフー吹くと、火は消えてしまいました!残念
火をつけることって難しい。昔の人って毎日大変だったんですね。
もう一度チャレンジしてやっと火をつけることができました。

かまどに火がついたら、いよいよおやつづくりへ。
今回つくるのは「森の葉っぱだんご」
上新粉と白玉粉、それにきび糖だけをつかったおだんごです。
だんごを包む葉っぱを採りに行きました
使ったのはホオノキの葉とサルトリイバラの葉。
ホオノキは朴葉味噌で知られる香りの良い葉っぱ。
サルトリイバラは別名サンキライと言われ、和菓子の麩まんじゅうによく使われる葉っぱです。
生地を勢いよくこねて、細長く伸ばして切って、ころころ丸めます。
丸めたおだんごを葉っぱで包んだら、せいろに並べてかまどで蒸します。
さぁ、どんな出来上がりになるかな?
蒸している間に、今度は木の枝を小刀で削って、楊枝をつくります。
小刀は使ったことがないお子さんも、お父さんお母さんに見てもらいながらチャレンジ
さて、出来上がりは・・・せいろの蓋をあけたとたん、香りがふわーっと広がりました
「ホオノキのおだんごはさわやかなにおい。シャンプーみたい」
「サルトリイバラのおだんごはやさしい香り」と、それぞれで香りが違うことがわかりました。
いただきます☆
食べ始めると、にぎやかだったお部屋が急に静かになりました。
口だけでなく、目や鼻、いろいろな感覚でおだんごを味わっていただけたようです。

お子さんの声
・せいろに入れる前と出来上がった後で、おだんごのにおいが違うのがわかった。
・家の庭の葉っぱでもやってみたい。
・マッチの火は上に進むのが初めてわかった。
お父さんお母さんの声
・材料が3つだけでこんなにおいしくてびっくり。日ごろの味付けの濃さを見直したい。
・かまどの火つけを始めてやってみて、難しいと思った。
・火つけや小刀の体験などができてよかった。母自身も初めての体験ができた。

昔の道具はほとんど木や竹など、森がなければ調達できないものばかり。
だから昔の人たちは森を大切にしていたんですね
今に生きる私たちもその心を見習いたいなと思います。

(文 いぶ、 写真 ちーちゃん)

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