二十四節気の小寒とは寒さが極まるやや手前の頃のことで「寒の入り」とも言われ、これから一ヶ月間が一年でもっとも寒い時期です。そんな寒い1月17日、春の準備が進んでいる気配を感じに森に出かけました。
オニグルミの冬芽は帽子をかぶった妖精の顔をしています。この顔に見えるのは葉っぱが落ちたところで、目や口に見える点々は葉に養分を送っていた痕なのです。
花の少ない寒い時期に咲くビワの花は、甘い香りで虫や鳥を寄せ付けて受粉を即します。虫が少ない冬に、どんな香りで虫を寄せ付けているか匂いを嗅いで確認しました。カマキリの卵を見つけたり、落ち葉の上に寝っころがったりと子供たちは夢中になっていました。
アベマキの樹皮はコルク質なので、寒い日は特に樹皮の暖かさを感じられます。また、ムササビの巣箱下でフンを見つけ、冷え込む夜にも活動していることが解りました。
ハウスに戻って、ムササビが巣箱に入っている様子やフクロウ巣箱にフクロウがやってきた映像を見て終わりました。最後に、温かい寒茶とホクホクの焼き芋で冷えた体を温めました。
真冬の寒い時期から動植物は春に向かって動き始めています。凍てつくような寒い日でも森に出かけて春を見つけてみませんか?
参加者の感想
・冬芽の顔が優しいハートだった。
・植物の冬芽の顔を見たことがなかったが、これから見る目を変えて小さい所にも目を向けたい。
・寒い日に人がたくさん参加していてビックリ!素敵な時間を過ごせた。
・県外に住む両親に今日の出来事を写真付きの手紙を書いてたくさん説明してあげたいです。
(文 ひげ3 、写真 ちーちゃん)
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